冬のウェイクサーフィンって正直なところどうなのだろうか?
寒いし、冷たいし、冷える。それにこの季節、一緒に行ってくれる人も少ないかもしれない。ウエットスーツの進化や様々な便利アイテムの登場により、ひと昔前に比べると「真冬の厳しさ」は格段に軽減された冬のウェイクサーフィン。しかしひとたび川や湖から上がってウェットスーツを脱ぐと、やはり冬の寒さを痛感する。また体の「冷え」も深刻な問題だ。体が冷えると思うように動かしにくくなるうえ、ケガなどのリスクも高まる。
しかし冬にいかに濃い練習をし続けるかが、上達への近道であり、ライバルと差をつける方法だ。費用や荷物は少々かさむが、数ある防寒グッズをうまく使って体を冷えから守ることが、冬のウェイクサーフィンを楽しむポイントになる。そこで今回は、冬でも体がポカポカにウェイクサーフィンが出来るグッズをご紹介しよう。
ホットジェル
肌に直接塗りこむことで発熱し、身体を温めてくれる特殊なジェル。適量のジェルを、上半身や腰周り、太もも周りや足先などに塗布することで、部位の緊張を和らげ身体を温めることが可能。 筋肉を柔らかくし、怪我の予防対策にも。適量をさっと塗りこみ、ウェットスーツを着てストレッチやウォーミングアップをするとさらに温感が向上(体温にも反応)。効果は約2時間ほど持続するため、海の中でも温感を感じることができる。
Photo:Instagram/alohaground
セミドライスーツ
真冬のウェイクサーフィンの基本アイテム、セミドライスーツ。通常生地の厚さは5mm×3mm。寒冷地仕様などで5mm×5mmなどがある。ウェットスーツは生地良し悪しで価格が大きく異なるので、安くて寒いものを選ばないように気をつけよう。また背中のファスナー部分は、防水ジップ、防水バリア、ノンジップなどいろいろなタイプがある。これらもそれぞれ特徴があるので、サーフショップの人に相談してみよう。
Photo:Instagram/kj_naoya
ブーツ
セミドライを着る季節になると、水中がかなり冷たくなっているので、ブーツも必要になってくる。ブーツはウェット素材でできており、防寒効果がある。ブーツにも厚さ3mmや5mm、8mmなど、形もベルトがついているタイプや、足袋のタイプなどいろいろある。素足により近い感覚で履きたい方には「ソックスタイプ」がおすすめだ。伸縮性に優れた素材を使用しており、靴下と同じ要領で脱ぎ履きするだけと簡単。自分のウェイクサーフィンスタイルにあったものを選ぼう。
Photo:Instagram/bewet_water_suits
グローブ
冬のウェイクサーフィンは水温が低く、体が凍えてしまうもの。ウェットスーツやドライスーツを着ていても、手足の部分から冷えが伝わり、体全体が冷え切ってしまう恐れもある。そんなときに必要なのが「サーフグローブ」だ。装着することで冷たい水から手を保護し、体全体の保温性が保たれる。ウェットスーツと同じ素材で作られた商品が多いため、保温性とフィット性の両方を得られるのも魅力。
Photo:Instagram/tricky_world_osaka
ヘッドキャップ
首から上の保温性に優れていて、冬場のウェイクサーフィンにはヘッドキャップが欠かせない。保温効果はもちろんのことだが、サーファーの宿敵であるサーファーズイヤー(外耳道に長期間冷水刺激が加わることにより、外耳道の骨の部分が隆起してしまう病のこと)の防止にも役立つので、冬期のウェイクサーフィンでは身につけるだけで安心してウェイクサーフィンすることができる。かぶってみるとその暖かさの虜になること間違いなし。
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